マイホームを買うとき、戸建てとマンションのどちらにするかは重要な問題です。いずれにせよ、自分たちの住みたい家であることが絶対条件ですが、戸建てとマンションの違いを把握すれば、それぞれの魅力が見えてくるかもしれません。

そこで、戸建てとマンションを様々な角度から徹底比較してみましょう。

諸経費から比べてみよう

戸建て、マンションのいずれにおいても、物件の価格以外に諸経費がかかります。どんな諸経費がかかるのか、解説しましょう。

戸建て、マンション共通の諸経費

分かりやすくするために、図表にまとめました。

契約書貼付用の印紙 物件の評価額により異なる(※1)
登記費用 物件の評価額により異なる(※2)
保証料、融資手数料 金融機関所定の額
担保設定費用 金融機関所定の額
火災保険料 保険会社所定の額
仲介手数料 物件価格×3.24%+64,800円(※3)

※1
契約金額と印紙税の金額の関係は次の通り。
なお、軽減税率の適用期間は平成26年4月1日~平成30年3月31日のため、注意が必要。

契約金額 本則税率 軽減税率
0万円を超え
50万円以下のもの
400円 200円
50万円を超え
100万円以下のもの
1千円 500円
100万円を超え
500万円以下のもの
2千円 1千円
500万円を超え
千万円以下のもの
1万円 5千円
1千万円を超え
5千万円以下のもの
2万円 1万円
5千万円を超え
1億円以下のもの
6万円 3万円
1億円を超え
5億円以下のもの
10万円 6万円
5億円を超え
10億円以下のもの
20万円 16万円
10億円を超え
50億円以下のもの
40万円 32万円
50億円を超えるもの 60万円 48万円

 

参照
不動産売買契約書の印紙税の軽減措置|印紙税目次一覧|国税庁
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/inshi/08/10.htm

※2
売買に伴う登記にかかる登録免許税は次の通り。

所有権移転登記(土地) 評価額×2%(平成29年3月31日まで1.5%)
所有権移転登記(建物) 評価額×2%(平成29年3月31日まで0.3%)
所有権保保存登記 評価額×0.4%(平成29年3月31日まで0.15%)
抵当権設定登記(住宅ローンを利用した場合) 評価額×0.4%(平成29年3月31日まで0.1%)

参照
登録免許税の税率の軽減措置に関するお知らせ
https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/sonota/torokumenkyo_oshirase.pdf

この他に、司法書士に報酬を支払わなければいけない。

※3
戸建て、マンションのいずれであっても、不動産会社自身が物件を販売する(=売主となる)場合には仲介手数料はかからない。一般的に、新築マンションは仲介手数料が不要のケースが多い。

マンションだけに発生する諸経費

一方、マンションだけに発生する諸経費もあります。特徴的なのが、修繕積立金です。建物の大規模改修、不測の事故など特別な事由により多額の費用が必要となる修繕、共用部分の変更工事のために積み立てる準備金と考えてください。

また、車を使う場合は駐車場代もかかります。相場は周辺の駐車場の料金と同等か、それよりも若干安い程度でしょう。

それぞれのメリットとは?

戸建て、マンションにはそれぞれどんなメリットがあるのでしょうか?

戸建てのメリット

1.騒音をあまり気にしなくて済む

建物が独立しているため、多少騒がしくてもすぐに近所から苦情が来ることは考えにくいです。もちろん、周囲への配慮は必要ですが、マンションのように上下階や隣からの騒音を気にしなくても問題ないでしょう。

2.プライバシーが確保される

マンションはいわば、同じ建物を分け合って住む形の家です。どうしても、プライバシーの確保という面ではマンションより戸建ての方が有利でしょう。

3.自分の望むライフスタイルが実現しやすい

駐車場を確保したい、庭付きの家に住みたい、2階建て以上がいい、ペットを飼いたい、建て替えやリフォームもいつかやりたい…人それぞれに家に望むものはあるはずです。

マンションだと実現がなかなか難しい望みでも、戸建てならかなえられるケースは多いのも事実でしょう。

マンションのメリット

1.セキュリティに優れている

監視カメラが設置してある、管理人やコンシェルジュが常駐している、オートロックが導入されている、防災センターがあるなど、セキュリティ面に力を入れているマンションは多いです。このため、空き巣や放火のリスクは戸建てに比べると低くなっています。

2.立地のよい物件が安く手に入る

マンションは入居者を集めるために、駅の近くなど利便性が高い土地に建てられる傾向があります。利便性が高い土地の場合、どうしても価格が高くなりますが、マンションなら1つの土地を複数人で分け合って住む仕組みのため、一戸当たりの土地代や安くなるのです。

そのため、同じ値段なら、戸建てよりマンションを選んだ方が立地の良い物件にありつけるでしょう。

3.バリアフリー対応

戸建ての場合、構造によっては廊下の段差があったり、階段が急だったりするため、お年寄りや体の不自由な方には住みにくいかもしれません。スロープ、手すり、リフトなどを設置しなければいけない可能性もあります。

一方、マンションにはエレベーターがあり、同じフロア内での移動もしやすいので、お年寄りや体の不自由な方でも暮らしやすいです。

理想の戸建て、マンションに出会うためには?

結局、戸建てとマンションのどちらがいいのかは人それぞれかもしれません。これを踏まえて、理想の物件に出会うためにはどうすればいいか考えてみました。

自分たちが家に何を求めるのか考えてみよう

あなたは、どんな家に住んで、何をしたいですか?

  • お子さんがいるので、防犯面のすぐれた家に住みたい
  • 庭いじりが好きなので、庭は欲しい
  • ペットが飼いたいので、ペット可の物件がいい

それぞれに求めるものはあるはずです。マイホームの購入を検討し始めたら、まずは自分たちの求めるものを洗い出してみましょう。そこから戸建てにするかマンションにするか決めて、物件探しに着手してください。

おすすめの記事